デジタルサイネージとは、電子看板と訳すことができますが、簡単に言えば今までのような木とか金属、プラスチックでできた板状のものを用いる看板ではなく、コンピューターやテレビのように液晶ディスプレイを用いる看板のことです。ディスプレイなどを用いるデジタルサイネージはコストアップにつながるのではないかと思われるかもしれませんが、確かにそのような側面は完全には否定できないものの、今までの看板にはない特徴を持っています。すぐに分かることですが、一度描いたものを容易に変更したり更新したりできない看板に比べて、ディスプレイ上に映すデジタルサイネージは内容の更新が容易です。取り扱う商品が変わったり値段が変更になった際に書き換えるのが簡単になる意味もありますし、もっと短い周期で変更するようなこともできます。
例えば飲食店や居酒屋では、お昼時と夕方以降ではメニューも単価も全く異なるということがありますが、時間帯に応じて映し出す内容を変えることもできるわけです。さらに言えば静止画像だけではなく動画を映すこともできます。まさにテレビのCMか何かのようにリアルタイムで訴求することができますし、利用する場所の特性にもよりますが音声を出すことも問題ありません。あるいは、コンピューターやスマートホンの画面でも、タッチパネル式になっていて使う人が操作できるものがありますが、デジタルサイネージでも同じ技術を採用することができます。