パソコンやスマートフォンで用いられるシステム及び各種ソフトウェアは、定期的な不具合修正に加えて新機能が実装される例も想定され、その多くはインターネット通信を使用したアップデートで適応が可能となっています。一般的には自動アップデート機能をオンにしておけば勝手にダウンロードとインストールを済ませてくれる仕組みですが、手動アップデートを選択している場合にはこれらが実行されない点に注意して運用する必要があります。手動アップデートを選択するメリットとしてはソフトウェア使用中に強制的な更新が行われないため、再起動などの要求が突然発生せず安定した動作を見込めることがあげられるほか、任意のタイミングでアップデートを行える分だけ自由度の面で優れます。また、アップデート後においてソフトウェアの新たな不具合が報告された際には、インストールを行わない選択肢によって不具合を回避できるので、必ずしもアップデートを即時適応するのが安定とは断言できません。

特にシステムに関連するソフトウェアは不具合が含まれると端末の動作に弊害を起こす可能性が考えられ、通常運用で問題が生じないよう気をつけておく必要があります。しかし、ソフトウェアのセキュリティ問題や重大な不具合ほど早期に修正される傾向を持つ理由から、手動アップデートを選択する場合においても定期的に内容を確認し、できるだけ新しいプログラムを使用することが求められるでしょう。